そよ☆らじ!!

Radi'AS






ラジオノベル@クリームパン
2010年6月6日(日)
Vol.2 くりーむぱんのかんがえたほしくんとついてiくん

「今日は、企画の持ち込みに来ました!」
「よし、帰れ」
「だから、本編をこうすれば人気が出るよっていうアドバイスだよ☆」
「お前にアドバイスされても参考にはしないけどな」
「まぁ、とりあえず、聞け」
「上から目線で喋んな!」

「とりあえず、星くん、つiいてくん、くりマロン、クリームパン、コンセンくんで、バンドを組めばいいと思う!」

「いきなりパクりかよ!」
「あ、ライオンは敵ね。ハンドソニックとか使って襲ってくるの」
「今クールの2大アニメをいい加減に混ぜやがった!」
「あと、くりマロンにオタク属性をプラスして、コッペパンとか食べさせる」
「原作知らないくせにパクろうとすんな!」
「ぼくには、世界を改変する力がある感じ」
「もういいよ!」
「オマエはおばけだから、神世七夜とか使えよ」
「使えねぇよ!しかもおばけ退治される側じゃん!そしてオマエって言うな!」
「星くんは……そのままでいいや」
「絶対飽きてるだろ!」
「コンセンくんは……えーと、生徒会長で。生徒会長はたいてい人気キャラだし」
「生徒会長ってそんな適当につけられるキャラ設定じゃねーよ!」
「それからコンセンくんは超電磁砲使えるってことで」
「発想が安易!」
「あ、ちなみにぼくは新世界とギャルゲの神だから」
「どんな神だよ!」
「アスちゃんは虚無の魔法の使い手だから」
「アスちゃん関係ないし!」
「でもこれだとオタク向けになっちゃうから、オマエの夢は体に宿した九尾の力で海賊王になること」
「まずオマエ呼ばわりやめろ」
「あー、あと、コンセンくんは怪物界の王子ね」
「もうホント何でもありだな!」
「これで人気爆発間違いなしだね!」
「本格的にお前バカだろ!
 ていうかこれだと普通のRadi'ASと同じじゃね?」
「どうせそういうだろうと思って、ちゃんと下書きを作ってきました!」
「だろうと思ったよ!」

「星くーん」
「何?」
「バンドやろうよ!」
「いいよ!!」
「ちょっと待ったぁああああ!!」
 くりマロンがコッペパンを食べながら現れた。
「オレも混ぜろ!」
「おっけー!何の楽器がいい?」
「ドラムだ!なぜなら……オレはりっちゃんが好きだから!」
 そこへ、クリームパンが入ってきた。
「ぼく、コッペパン嫌い」
 するとくりマロンが食べていたコッペパンが一瞬でゴーヤになった。
「苦っ!」
「ハンドソニック バージョン101」
 そこへライオンが現れ、くりマロンを切り裂いた!
「ぐはぁあああああ!!」
 さらにクリームパンに斬りかかる。
「ぼく、痛いの嫌い」
 すると一瞬でハンドソニックが寒天になった。
「お前を生徒会長と怪物界の王子としての権限で…殺す!
 食らえぇえええええ!!」
 コンセンくんが突如現れ、光速の雷をぶっ放してライオンを焼いた。
「なんてことを……!!
 死ねぇええええええ!神世七夜ー!!」
 ついてくんがコンセンくんを吹っ飛ばした。
「すごいねついてiくん」
 星くんが褒める。
「当たり前だよ!だってぼくの夢は体に宿した九尾の力で海賊王になることだもん!
 ……ん?」
 ふと見ると、クリームパンがノートらしきものに何か書いている。
「何やってるのー?」
「『星くん』っと」
「うぎゃあああああああ!!」
 星くんが心臓麻痺で倒れた。
「う…嘘だ……。星くんがいないと、海賊王になんかなれない……」
「そんなことはない!」
 クリームパンがついてiくんの手を握る。
「君は君自身の力で…輝ける!」
「クリームパン…」
 2人が手を取り合って見つめあって、顔をゆっくりと近づけ…
「エクスプロージョン!!」
 アスちゃんが杖を振って、2人は爆発した。

「これで人気爆発だね!」
「うんそうだねー」

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2009年10月31日(土)
Vol.1 『クリームパンの旅』プロローグ〜第1話

プロローグ
 買い物から帰ってきてから10分ほどして、くりマロンとクリームパンが遊びに来た。お菓子を詰め合わせた袋はすでに空になっていた。
「今日は何して遊ぶ?」
 毎日のように遊んでいる4人(?)は、遊ぶことがなくなってきていた。
「公園に行こうよ」
 星く
iんのひと声で、4人は公園に遊びに行くことになった。
「サクサクバクダンでもする?」
「いいよ」
 ジャンケンの結果に(主についてiくんから)不満が出て何回かやり直しをした結果、星くiんがおにに決まった。
 サクサクバクダンで楽しいひと時を過ごしていた時、そうっと忍び寄る影があった。
「今だ!」
 1匹の蛇が、突如くりマロンに襲いかかってきた。
「何だ、お前は!?」
「にょろーん!!」
 意味のわからない叫び声。
「にょろにょろにょろーん!!」
「そうかそうか、スモークチーズがほしいのか。
でも、どうしてくりマロンを襲ったんだ?」
 正直にょろにょろウザいので日本語に翻訳してお送りいたします。
「くりマロンからチーズっぽいニオイがしたからです」
 そういえばくりの成分はヨーグルトに似ていると何年か前にテレビで見た。
「なら、これからチーズを探す旅に出よう!!」
 そして、僕と蛇の果てしない冒険が始まった──。

第1話「チョコレート・パニック」 - Brown's better than White! -
 旅を始めて最初に僕たちが見つけたのは、すべてがチョコレートでできた町だった。
 家も、学校も、道路も、すべてがチョコレートだった。
「こんにちは」
 僕は町の人に挨拶した。
 町の人からはポッキーっぽいニオイがしたが、このサイトのスタンス的にパッキーと言っておく。
「素敵な街並みですね」
「ありがとうございます」
「このチョコは……ベルギー産ですか?」
「ええ、そうです。詳しいですね」
「ありがとうございます。
 ところで、この町にスモークチーズはありませんか?」
 すると、その人は突然目を見開いた。
 それはもう、BLEACHみたいだった。
 この作者が作品を読んだ事がないのでたとえようがない。
「ち…チーズ……!?
 そんな汚らわしいものがこの町にある訳がないでしょう!!
 あんな白くて濁ったもの、誰が好むというのです!!」
 しまった、と僕は後悔した。
 考えてみればわかることだ。
 チョコレートの家に住んでいる人間が、乳製品を好きになる訳がないではないか。
「すいませんでした」
「いいえ! 私は絶対に貴方を許しませんわ!!
 このチョコレート★バズーカで貴方を焼き払って差し上げます!!」
 そして彼女はどこからか巨大なチョコレートでできたバズーカ砲を引っ張り出し、火をつけた。
 巨大な爆弾が打ち出され、僕の目の前で爆発した。
「……甘いな……」
 僕は直前にバリアを張って蛇と自分を護っていたので無傷だった。
 しかし、あたりに火の手が上がったので、もたもたしているとすぐに中のアンコが溶け出てしまうだろう。
 ところが、その熱さでチョコレートも溶け始めていた。
 その人は、自分の家が溶けていく様を茫然と眺めていた。
「残念でした〜☆」
 僕はとーっても楽しそうに声をかけた。
「おまえのせいだー!!」
 彼女はブチギレて、僕に殴りかかってきた。
「おっと」
 僕はそれをすんでのところでかわして、町を出た。
「別の町をあたろうか」
「そうですね」
 存在する必要があったのかどうかさえわかんない蛇が、応えた。

「……ふっざけんなー!!」
 いつも通りの、ついてiくんのツッコミ。

「何が悪かったの!?
 作者の酷い第98話・プロットを見事な芸術作品に昇華させたじゃん!!」
「これは昇華じゃなくて堕落だよ!!
 そもそも、シュールが売りのクリームパン小説で、にょろーん→スモチって安易すぎるじゃん!!」

「えー……」
「それに何より、当然のように三人称から一人称に移行するのはやめろ!
 ルール無視と不条理は違うんだよ!」
「違うの!?」
「…………。お前は、国語の勉強をし直せ。小4くらいから」

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