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「ハヤテのごとく!」二次小説

 サブヒロインたちのバレンタイン

 Episode1.サキの場合

「若!」
「なんだ?」
「今年もチョコ作りましたよ!」
「え……ああ……ありがと」
 ワタルは微妙に言葉を濁らせつつも、チョコを受け取った。
 包みを開いてみると、普通のチョコが出てきた。
「お、今年はなかなかうまく……う゛っ!」
 天性のドジっ娘メイド・サキの作ったチョコは、毎年どこか抜けているのだ。
 ちなみに、今年は、砂糖を完全に入れ忘れていたため、ただ苦いだけの塊ができあがっていた。

 Episode2.泉の場合

「は~い☆今日は、心優しいいいんちょさんが、みんなのためにチョコを作ってきたのだ☆」
 そういって、チョコを配ろうとする泉だったが……。
「おい、チョコもらえたか?」
「いつ渡せばいいのかしら……」
「やっぱり、ガーデンゲートの前に置いておくのが……」
 バレンタインで燃える生徒たちが、聞いているわけもなく……。
「ぴーっ!無視しないでよー!」
 結局、30個のチョコは全て虎鉄が食べる事となった。

 Episode3.咲夜の場合

「巻田~!国枝~!!」
「何でしょうか、お嬢様?」
「ほい、これ。いつも世話になっとるから、お礼や」
「お……お嬢様~!!」
 二人の執事は、泣きながらチョコを受け取ろうとしたが……。
「冗談や」
 そういって、咲夜は二つのチョコをぱくっと自分の口に入れた。
「まぁまぁ。今のリアクション、おもろかったで♪」
 こういう事を繰り返したのが虫歯の原因だとか違うとか。

 Episode4.伊澄の場合

「今日は、ハヤテ様に渡すチョコを作ってきました!!」
 伊澄は、とてもきれいな仕上がりのチョコを持っていた。
 しかし……。
「ここはどこでしょうか?」

 Episode5.愛歌&千桜の場合

「愛歌さん、どうしたの?」
 生徒会室で仕事をしていたヒナギクが、愛歌に聞いた。
「いえ、いつも会長が頑張っているので、感謝を込めて……」
「あら、ありがと」
「では、私からも」
「あら、ハル子まで。ありがと」
「でも、会長は人気ですね。女の子からこんなにチョコをもらえるなんて」
 テーブルに積み上げられた大量のチョコの山を前に、千桜がため息をついた。
「何よ!!私はこんなに女の子らしくしてるのに……」
 千桜と愛歌は無言で顔を見合わせた。
 ちなみに、愛歌の作ったチョコは、とてもすっぱい梅干でできていたらしい。




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